実技講習会

何語?っていうレシピ名

今回の実技講習には、9人のベーカーがNZ各地から集まりました。

ケーキなどのペイストリーをメインに仕事にしている人、サワードウなどプレーンな生地のパンづくりをしている人、NZのソウルフードであるパイを専門に作ってる人、などなどバックグラウンドも経験値も年齢もみんなバラバラです。

ですが、そこらへんは、“ザ・ニュージーランド” って感じなので別に問題はなく、わからない人にはできる人、知ってる人が教えたりして、カバーします。名は実技講習ですが、講師に教えてもらうだけじゃなく、自分たちで教え合うことで理解も深まります。(と、勝手に解釈している。笑)
長年このコースの講師を勤めた方がもうすぐリタイアされるということで、新しい講師との二人体制での講習になりました。新しい講師の方はオランダ出身で、以前は南島クイーンズタウンにある人気パン屋Fergbaker でシェフをされていたそうです。(ちなみに隣にある姉妹店 Fergburger のハンバーガー、かなり美味しいです。日本のテレビでも紹介されていました)

今回はクロワッサン、デニッシュ生地の折り込み、パン オ ルヴァン、チャバタ(ポーリッシュ種)、ヌガティーヌ(ダックワーズ オ キャラメル)などなどの研修でした。

「お前たち、いつもルヴァンやってるから出来るだろ?みんなにやり方見せてくれよ。」

と講師に頼まれ、同じパン屋の別の支店から来ている人と2人で工程のデモをやったり、

「お前たち、モーニング・バンの作り方みんなに見せたいだろ?」

と強制的に折り込み生地の編み込みパンの作り方をシェアさせられたり。。。笑

異なる環境でのパンづくりも良い経験に


同じルヴァンのパンでも、クロワッサンでも、レシピや製造環境が違うことで見えてくる新たな課題や発見もありました。

やってみて、あー、まだまだ全然わかってないなーと気づけたことが一番の収穫かもしれません。

ひとまずこれで、3回目の実技研修も終わったので、あとは修了証が届くのを楽しみに待ちたいと思います。

手前はラウゲン液に浸して焼いたもの、奥はカルダモンロール(デニッシュ生地で)

クロワッサンもいろんなパターンがある (今回は三つ折り3回)