世界最南端でワイン作り研修⑭デキュヴェの時間

収穫から除梗、醸し期間を経て発酵が完了したワイン。次の大きなステップがフランス語でデキュヴェ(decuvee)と呼ばれる、発酵槽からワインを取り出しタンクや樽に移す作業です。

醸し期間の間に、アルコール発酵によってブドウの果汁は二酸化炭素とアルコールに変わっています。デキュヴェでは固形物(果皮、種、澱など)は取り除き、純粋なワインだけを取り出します。

まずはルモンタージュでも使った”ロケット”をワインの中に刺します
ホースで吸い上げ、
樽へ移します
ある程度のワインを樽に移したら、タンクの中に入ってスコップで果皮や種を集めます
日本から来たワインメーカーのりゅうせい君がエンジョイ中。
底に溜まっている澱(おり)
この時点で澱は取り除きます(コンポストへ)
ケージを果皮で満たしたら、
プレス機にかけてさらにワインを搾っていきます
搾ったワインも樽に移し終えたら、デキュヴェは終了
こちらは白ワイン品種・リースリングのデキュヴェ
(Sato Winesでは他にピノ・グリと一部のピノ・ノワールを買いブドウから作っています)
同じようにプレス機でワインを搾っていきます
醸しによって白ワインでもこんな深いearthyな色合いになります

デキュヴェのタイミングはそれぞれのワインメーカーの経験と志向で決まるものだと思います。ピジャージュやルモンタージュで発酵を促しつつ、醸している期間で糖度は少しずつ下がり、果皮の成分が抽出されてどんどんワインらしい飲み物になっていきます。ストラクチャー=骨格はできているか、ピュアさは出てきているか、果実感は十分あるか。仕事の最後に毎日みんなでテイストして変化を感じ取り、デキュヴェのタイミングを勉強していきました。

毎日テイストして微かなワインの変化を感じ取る、僕にとっては試練の時間でした

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