パン屋がつくる発酵生地のドーナッツ。
オープン当初からドーナッツはずーっと作り続けてます。
揚げたてがあがると、四方八方から腹を空かせた者たちのつまみ食いの手が忍びよる。
「Sourdough Doughnut」としてルヴァンを入れて作ってた最初の2年余りから、何度かマイナーチェンジを経て、一晩ゆっくり発酵をとり、温度管理に気をつけながら翌日分割、成形、最終発酵、揚げ、という製法に落ちつきました。
ドイツ人の同僚から聞いた話では、その昔、戦地に赴く戦士たちの間で、手軽にカロリー摂取できるようにクラプフェンやベルリナー(ドイツ発祥のドーナッツ)が重宝されたそうです。
甘い生地にジャムやらクリームをたくさん詰め込んだドーナッツをたべて、空腹を凌いだり、戦地での憂うつを紛らわしていたのかもしれません。
命をつなぐ役割も果たしてきたドーナッツ。
揚げたてはシンプルに砂糖をまぶしてブラックコーヒーといただくのが一番うまい。
今日も1つを誰かとワケワケして、また仕事をがんばります。
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