NZパン屋の最もアツい一日

こちらが提出した作品

今年も毎年恒例、イースター前の風物詩(?)、

ニュージーランド中のパン屋がホットクロスバンズの頂点を競う大会が行われました。

1月からトライアルを重ね、仕事の中の相当な時間をレシピのアップデートに費やして改善に取り組んできました。

審査項目は、
・フレーバー
・フルーツが均等に入っているか
・発酵、焼成の適正度、重量の均等性
・グレーズ
・トッピング(上部の十字クロス)
・食感、ボリューム、外観etc

など多岐に渡ります。

2018年から毎年この大会にエントリーして作品を作り上げ、

4位(2018)→5位(2019)→9位(2020)→10位(2021)ときて

昨年ついに優勝。

「1位取れなくても、毎年トップ10以内に入ってますよねー」

とぼそっと呟いたら、

ボスは「1以外の数字まったく興味ない。」とピシャリ。

本気で今年も勝ちに行くんだなと並々ならぬ気迫を感じました。

大会前日、明日何時に出勤するかと聞かれ、

僕「念のため4時くらいっすかねー。最近はだいたい6時から始めてますけど。」

ボス「俺2時に来るけど。おまえ何時にくる?」

(いや、おれ今4時って言ったんだけどなー。。。)

僕「2時だと思います。」

ボス「アメージング。2時からミキシング始めて。」

大会当日は、みんなの努力の甲斐もあって、

シーズンイチの素晴らしいホットクロスバンズが焼けました。

オレンジのシロップ煮が良い仕事をする

皆の知識や技術、アイデアを動員して完成した渾身のバンズを大事そうに抱えて

ボスは会場のパーマストン・ノース(飛行機で1時間)へと旅立っていきました。

さて、結果はいかに・・・??

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