今年の阪神タイガースは強い。
5月の戦績、19勝4敗。球団記録に迫る圧倒的な強さ。
今年のペナントレースは阪神を中心に回っている。
スタメンのラインナップは昨年から大きくは変わっていない。それなのに、破竹の勢いで5月までを終え盤石な戦いを見せている。
じゃあ何が変わったのか???
阪神の今年最大の補強は監督・岡田彰布だと思っている。
昨年まで流動的だった看板選手の守備位置を固定しバッティングに専念させて、ポイントゲッターとして据える、
ショートのレギュラー中野をセカンドにコンバートさせスローイングの不安を取り除き、
空いたショートは数名でレギュラーを競わせて競争を煽る。
人材配置の妙でバランスをうまくとり、長いシーズンを見据えて先発ピッチャーには球数を投げさせない。
勝った試合後のコメントを聞いていても、
「こんなんいつまでも続かんよ。はっきり言うて」
とか
「まだまだ先は長いよ、まだまだ」
とか
「あんなピッチングで逆に白星つかなくてよかったわ。おーん」
とかとか・・・
どこか冷めている風に見せて、手綱はけっして緩めない。
監督が変わったらこうまで野球が変わるのかと思わせてくれる。
若くて経験の浅い指導者には導入できないアイデアは監督としての経験値からしか生まれないものとも思える。
僕自身も小学校から野球をやっていて小4の時に
名門・佐賀商業でバリバリ高校野球をやっていた方がコーチとしてやってきた瞬間から
一気にぬるいチームが改革されていったのを選手として体験したことがある。
(野球の技術云々よりも、礼儀をおろそかにするなと厳しかった。。。)
強いチームのトップには必ず良い指導者がいる。
もし岡田監督がうちのパン屋を指揮したら、どうなるか…!?
「おまえ何うろちょろしとんねん。ミキシングだけやってろ。動くな。」とか言われそうだな〜
今年の岡田采配をよーく観察してチームマネジメントを学ばさせてもらおうと思います!
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