シャルドネ、ピノ・ノワール、ガメイ、カベルネ・フランと続いた収穫の大トリを飾るのは、白ワイン品種のシュナン・ブランです。
標高が高いところに植っていることもあり、他の品種より熟すのが遅いため、Sato Winesでは1番最後の収穫になるのがこのシュナン・ブランです。
Sato Winesでの研修が決まるまで、このブドウの存在は全く知りませんでした。ニュージーランドワインを飲むにしても、メジャーなソーヴィニヨン・ブランやシャルドネばかりがファーストチョイスだったし、シュナン・ブランを栽培している農家自体も少ないのかもしれません。
房がとにかく大きい。あっという間にケースが埋まっていきます。
シュナンブランもシャルドネと同じく、足で踏んである程度の果汁を出した後、プレス機を使って果皮の成分とさらにジュースを搾っていきます。
収穫の最終日、4/21はオーナー恭子さんがお昼の食事を用意してくださいました。
今年ほど収穫のタイミングに関して悩まされた年はなかったと佐藤さんは言います。
収穫前にガーッと気温が低くなることで果実の熟成が遅れ、オタゴ地区の他のワイナリーでも同じように「まだ摘めない」時期が続いたことは多くのワインメーカーを悩ませたと。天候も考慮してベストな収穫タイミングを見計らうことは、良いワインを作るうえで最もストレスフルで我慢が必要な時間なのかもしれません。 (ちなみに寒かった2020年の収穫は最後のシュナン・ブランを5月中旬に終えたそうです。)
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