雨予報がちらついていた収穫真っ只中、4月中旬のオタゴ。
雨が降れば、雨量にもよりますが、畑での収穫は少なくとも当日、翌日はできません。
この悪天候の合間にオーナー佐藤さんが研修生のためにフェルトン・ロードというワイナリーを訪れる機会を作ってくれました。
セントラル・オタゴのワインを語る上で、超がつくほど重要な地位にいる名門中の名門です。
ワインメーカーのブレアさん。
フェルトン・ロードで最初のワイン生産が始まった1997年のヴィンテージから、今日まですべてのワイン作りに携わってきた方です。設備からワイン作りまでの詳細を説明してくださいました。
総面積35ヘクタールで作られたワインの約80%ほどは海外へ輸出されるとのこと。
佐藤さん夫妻の古巣でもあるフェルトン・ロード。ブレアさんはこのセントラル・オタゴのワインの歴史を作ってきた中心人物だとよく言っています。ブレアさんの口ぶりからは、30年近くワイン作りをしてきて会社も大きな影響力を持つ存在になってきても尚、発酵の管理やクオリティを維持するところは決して人任せにせず自ら追求し続けている情熱をひしひしと感じました。
ここのブドウたちが植わっている土壌がこちら↑。広大な畑の地中にはそれぞれ、砂、粘土、泥、石英(水晶、クオーツ)、シスト(岩石)などが埋まっていて、これらがブドウにユニークなキャラクターを与えているとのこと。土壌のことは別の記事で取り上げたいと思います!
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