世界最南端でワイン作り研修⑧助っ人がやってきた

日も明けない朝早くから収穫が始まることも

ニュージーランドでワイン用ブドウの収穫期にあたる3月〜4月にかけては、どこのワイナリーでも十分な人手が必要になります。(ちなみにニュージーランドのワイナリーでは早いところでは、11月くらいから収穫スタッフの募集が始まるようです。)

農作物なので待ったなし、雨が降れば収穫ができなくなり、酸が落ちたりフレーバーが薄まったりするリスクがあるため、摘むと決めたときには一斉に予定量の収穫を終えなければなりません。

Sato Winesではシーズン中、数回に渡って他のワイナリーやオーナーの知人たちが助っ人として応援にきてくれました。

シャルドネの収穫期は、同じセントラル・オタゴのワナカにあるRipponで働く3人、アラン、アンバー、オーガスティン。みんなワーキングホリデーでNZに滞在しています。

奥の二人がアラン(香港人)とアンバー(フランス人)。ワーホリ後はフランス・モンペリエでブドウ栽培の学位を取るらしい

収穫後期には、オーナー恭子さんの前職場の同僚のブルース、そしてワイン作りベテランのスージーとシェリル。

ベテラン勢は驚異的な速さでブドウ摘んでいきます

昼のランチとsumoko(スモコ)と呼ばれるコーヒー休憩を挟みつつ、朝から総動員でターゲットのエリアの収穫を終わらせます。応援チームがいるときは1日1.5トンくらいは摘んだでしょうか。

この急斜面にもだんだん慣れてきた

ブルースはもうじき60歳になるとは思えない身のこなしでフルマラソンにもトレーニングなしで参加するらしくフィジカルが素晴らしかった。サワードウでのパンの作り方とか聞いてくれて、「何度やっても失敗するから俺にはパン作りは一生できないなー。 その代わりMasaがオタゴでパン屋やってくれれば!」とのメッセージをいただきました。

北半球から来ている日本人醸造家のみんなと南半球の果てで出会った「初めまして。」の人たちが一緒に畑でブドウを摘みながら、ワイン以外にも色んな雑談話を楽しみつつ仕事をしています^^

ヴィンヤードの背後には雄大なMt. Pisa

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