最近、配送チームから新たにニュージーランド人のティムがヴィエノワズリーチームに加わった。
謙虚でよく働く真面目なガッツマン。ニュージーランド人には珍しいタイプかも。
朝3時スタートの配送チームを2年経験し、何か別のスキルを身につけたいということでパンづくりの道へ飛び込んできた。
年齢も僕と同じくらいか、ちょっと上。
本当にノンストップでよく働くので、気になって聞いてみた。
僕「ティム、休憩いった?」
テ「行ってないよ。」
僕「なんで行かないの?行っていいんだよ。」
テ「まだ何も役に立ってないから。家に帰ったら休憩するから大丈夫。」
こんなヤツがまだニュージーランドにいたのか、と感心してしまった。希少すぎる人材。
ホットクロスバンズの製造が忙しくこの日は僕も12時間働き続けた。さすがにこれはキツいと思ったけど、入ったばかりでもっとキツいはずのティムが黙って黙々と仕事をこなしていたので、グッとこらえた。
そんな時にティムがこう言う。
「Masaからパンづくりを教わりたかったのに、週4日勤務かよー。」
(実際に一緒のシフトに入るのは2日だけ。)
そして、僕が1日の終盤に担当しているオーブンの仕事を一緒にやった。きちんと焼けるのか不安そうな表情は責任感の表れだ。もっと教えてあげたくなった。
僕「明日、1人で200トレーも焼いたら、一気に成長できるよ。」
テ「そうかなぁ。」
僕「たくさん焼くから、少しくらい焦がしても問題ないから。Take it easy!」
テ「わかった。笑」
僕がこのチームにいる間は何でも惜しみ隠さずシェアしてティムの成長の後押しをすることが自分のこれからの仕事の一部に加わった。(勝手に燃えている。)
教えてあげたくなるのは、その人の人間性がそうさせるんだと、新加入のメンバーを見て初心にかえっている。
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